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三百年生きてきた木は三百年使える家具に。純木家具の経営理念です。 法隆寺などの建物を見ればわかるように、木という素材そのものは三百年以上もつのです。 しかし、お客様に三百年にわたって使っていただくためにはずっと壊れないようなしっかりしたものを作らなければなりません。 そして、三百年経っても愛着を持っていただけるような魅力あるものを作る必要があります。
私たちは購入いただいた直後だけではなく、年月が経てば経つほど『純木家具を選んでよかった』と言っていただけるように、職人が腕を磨き、材料を厳選し、先人が作り上げてきた伝統的な技術を使い、心をこめてお作りしております。
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材木は一部を除き、ほとんどは地元である岩手県で育った木を使っております。つまり、日本で芽を出し、日本で育ち、日本で切り、日本で板にした純国産の材木であるということです。国産の木材は輸入したものと違い輸送期間もかからず流通経路がはっきりしていることから、有害な薬品が散布されていたり、産地が偽装されていたりする心配がありません。
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一部を除き、岩手県の木材市場で入札により材木を丸太の状態で仕入れています。余分な業者を通さず市場から直接仕入れることにより、いわゆる“身元”がはっきりした材木を使うことができます。弊社の社長が自らの目利きで選んでおりますので、よい材木を仕入れることができるという特長もあります。その後じっくりと時間をかけて材木を寝かせ、自社の製材機で板にしますので、木の特徴を生かして使える厚さの板に仕上がります。
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お客様の中に、『以前別の工房で無垢材の家具を買ったらすぐに木が割れてしまった』という方がいらっしゃいます。これは木を十分に乾燥させていないのが原因のひとつです。『乾燥機でしっかり乾燥させてある』と謳われている材木であっても、内部の乾燥が不十分であるというケースもあります。純木家具は製材した板をまず天然乾燥させます。これは、板を野積みして常に外気にさらしておくことで徐々に水分を抜く方法です。天然乾燥には“一寸一年”という言葉があります。これは一寸(約3センチ)の厚さの板を乾燥させるには1年かかるという意味で、たとえば6センチの厚さの板を乾燥させるには2年もかかるというわけです。そのようにいわば材木を熟成させた後、仕上げと木食い虫退治を兼ねて何日も人工乾燥機に入れて乾燥が終わります。
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長く愛着を持ってお使いいただけるように、耐久性をしっかりと考慮しています。一般的な木製家具に比べ落ち着いたしっかりした印象があるのはそのためです。外見をよくするために耐久性を犠牲にしたり、短期間の使用に耐えればいいという認識のデザインはいたしておりません。こどもいすも、大人の方がお座りいただいても大丈夫なくらい丈夫に作られています。チェストやキャビネットなどの箱ものも、基本的に釘やネジを使わず、伝統技術である様々なホゾ組みを駆使しています。“包み蟻組み”や“隠し蟻組み”など、その種類は多岐にわたります。
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純木家具の塗料は基本的に漆とオイルの2種類です。まず、漆は樹液ですので、完全な天然成分です。摺り漆の場合はこの漆を溶剤で溶いて使います。溶剤として一般的にはアレルギー性の指摘されているテレピンなどを使いますが、純木家具はよりアレルギー性の低いリボス社(後述)のスバロスという溶剤を用いています。漆は近年、殺菌性も証明されています。また、オイルは天然健康塗料メーカーとして世界的に評価の高いリボス(Livos)社のクノスという植物由来成分を使ったものを採用しております。リボス社はドイツの会社で、女性の博士達により環境や健康にやさしい塗料開発を目的に設立されました。その製品は世界のエコテストで常にトップクラスです。クノスの主成分は植物からとれた亜麻仁油ですが、リボス社は原料の亜麻を無農薬、有機栽培で自社生産するというこだわりです。色合いを調整する着色剤も、ホルムアルデヒド規制基準をクリアした“フォースターF☆☆☆☆”取得製品を採用しています。
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無垢の木材は伸び縮みすることを前提としてお作りしています。どんなにしっかり乾燥しても、やはり木は呼吸しています。温度や湿度により伸縮するのです。それを無理に抑えようとすると製品に割れや歪みが生じてしまいます。純木家具の製品はすべての部材を木の伸縮を考慮して使っています。そのため木の伸縮をうまく処理することができ、安心してお使いいただける製品ができるのです。そのためには材料の吟味、伸縮の大きさの想定、部材の配置など様々な配慮が必要です。お客様に長くご愛用いただけるよう、純木家具はその手間を惜しみません。
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木目は人の顔と同じで、ひとつひとつ違う傾向があります。簡単に書くと木目が細かいものと粗いもの、まっすぐなものや曲がりくねったものなどです。そのため、同じ樹種の板を使えば統一感のある家具ができるというわけではありません。純木家具は材木を自社管理していますので、ストックしてある材木の中から同じ傾向の板を選んで用意します。同じ一本の丸太からとれた板を使うことも珍しくありません。純木家具のチェストやキャビネットに落ち着きが感じられるのはこのためです。また椅子の背もたれや本棚の側板なども、ご注文をいただく度に毎回木目をチェックし、ぴったりのものを選び出しています。このような一見見逃されがちなところまで手を抜かないのが純木家具のこだわりです。右写真の引き出しをご覧ください。隣同士の引き出しの前板が一枚の板で作られているため、木目が連続しているのがわかると思います。
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純木家具は大量生産ではありませんので、一品ものをお作りすることが可能です。少しだけ大きさを変えてほしい、塗装を変更してほしいという手軽なご希望から、ある程度ご自分でお考えになった図面をお送りいただくという自前のデザイン、自分では具体的にデザインすることはできないけれどこんなものがほしい、というご希望まで、様々なニーズにお応えいたします。数多くの選択肢の中から自分の希望に“比較的近い”ものを選ぶのではなく、誂えで自分に“ぴったりな”ものを作るというのがこれからの物作りの基本になってほしい、というのが純木家具の願いです。
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